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Richard Bona & Meshell Ndegeocello

Heidelberg,Mannheim,Ludwigshafenの3つの街で共同開催しているENJOY JAZZというジャズフェストは10月12日から11月11日までのなんと一ケ月間の開催期間。その間、毎日(本当に毎日!)、上記のどこかしらの街でJazzLiveが繰り広げられている。参加アーティストの顔ぶれもすごい(スケジュール参照)。ジャズフェストと銘打っているけれど、実際はブルーズ、ソウル、ボッサ、アフロミュージックなどなど・・・。更に、良心的な価格(20ユーロ以内!)が素晴らしい。気になるライブがいくつあったけれど、私的に絶対に外せなかったRichard BonaMeshell Ndegeocelloのふたつ、なんと二夜連続ライブとなりました。

RicardBona 10/26 THU 20:00~@BASF Gesellschaftshaus、Ludwigshafen

e0042906_1101577.jpg初めてRichardBonaの存在をを知ったのは2002年に東京で行われたPAT METHENY GROUPのSPEAKING OF NOW TOURで。その時の感動たるや、未だに忘れられない。彼の声はまるで空から聞こえてくるような天使の歌声のごとく美しい。ベースはまるで旋律の上をコロコロと小気味よく転がるようで楽しくて暖かくて優しい。満席の会場は彼の作り出す音によって宇宙的に広く高く全く違った空間に感じられる。そして何より、演奏中の彼自身が一番楽しんでいるような姿。この楽しそうな表情、だれかの表情に似ている・・・、サッカーをしている時のロナウジーニョ。神様が与えてくれた才能に感謝しつつ思う存分に自分のものにしている人の表情だなと思った。

Meshell Ndegeocello 10/27 FRI 21:00~@AlteFeuerwache、Mannheim

e0042906_1401587.jpg会場は元消防署とだけあって、古くて頑丈そうな煉瓦造り。オールスタンデイングな上に、長方形のフロアを縦列にいくつもの太い石柱がそびえたっている。こういう場合,ちびちびの私は、否応無く大きなドイツ人に埋もれてしまってステージ上は何も見えず、ライブの間は永遠とドイツ人の頭どころか、背中を拝みつづけ、終いには息苦しくなってしまう。幸いにも予想していた渋滞も無くかなり早めに会場に入れたので、ステージ前の右脇にしっかり場所を確保。音がちょっときついけど・・・。30分ほど遅れてステージに現れる。小さい身体から生み出されるような力強い低音が会場を包み込む。そして、深くて重いベース音。地からも空気からもその振動と鼓動が伝わり彼女の世界が会場を包み込み始める。・・・・と、3曲目で彼女の突然ベースの弦が切れて、その場をパーカッションの人に任せて会場から姿を消してしまった。すぐに戻ってくるかと思いきや・・・。暫く彼のブラジル仕込みの甘く優しいボサノバを聞くことに。これは、これで良かったんだけれど・・。結局、数十分ほどして戻り、いまひとつ乗り切れない様子でステージを続けるものの、なんとなく消化不良で終了。お決まりの1曲のアンコールはあったものの、かなり白けてしまった。期待してただけあってちょっと残念なステージだった。それと、ひとつ、気になったのはベースを弾くときにいつも後ろ向きでステージ奥にいくのはどうしてかなぁ?今回だけ?かなり調子悪かったのかなぁ・・・。
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by signothetimes | 2006-10-30 20:05 | music

ネッカー川下りじゃなくて、上り。

すっかり秋も深まったとある日曜日。久々の晴天。ライン川下りならぬ、その支流のネッカー川下り体験。(あっ、じゃなくて、今回は上り!)

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最寄の船着場はPoppenweiler。路線バスで近くの停留所まで行き、10分ほど徒歩で自然公園を通り抜けると目の前が開けてネッカー川が見えてくる。船着場の脇では子供たちがお腹を空かせた白鳥にパンを投げている。のどかな風景を眺めていると遠くからのんびりと船が近づいてきた。Neckar-Käptnの、その名もStuttgart号(笑、もうちょっと、芸のある名前にして欲しいなぁ)。見落としそうなほど小さな船着場に乗り付けて我々を乗せてくれる。

e0042906_0143222.jpg風はすっかり冷たくなったけれど、柔らかい秋の陽射を浴びているうちにポカポカしてくる。寒いと思って着てきた厚手のジャケットもいらないくらい。いくつもの橋の下を通り抜けて、その都度、橋の上から船に向かって大きく手を振ってくれる人にこちらも手を振り返す。なんかこういうのって、すっごく好き。

e0042906_0144538.jpg収穫がすっかり終わって乾いた葉だけになったブドウ畑、川面に写る紅葉。いくつかの小さな船着場に着くたびに数人の人が降りて、数人の人がまた同じように船上の人となる。家族連れや恋人同士、お年より夫婦など、顔ぶれは様々。

e0042906_0154213.jpgおやつに持っていたみかんを食べながら人々の入れ替わりや川沿いの秋の風景に見入っていると、Stuttgart号は1時間半程度で終点のBadCannstattに着港した。
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by signothetimes | 2006-10-24 23:59 | Germany

SilentCookingからMilkShakeまで。

ドイツのテレビ番組で『SilentCooking』と言う料理番組。セリフとか説明とか一切無くてドレッドヘアの若者、Patrick Müllerがモクモクと厨房で料理を作る番組。テクノとかアンビエントがBGMにガンガン流れてて、字幕スーパーでレシピと必要最低限のことだけが伝えられる。この番組、結構好きで時々見入ってしまう。先日、デザートにティラミスを作っていて食べたくなっちゃたので作ってみた・・・んだけど・・・。

e0042906_2132841.jpgWちゃんに、「ティラミス作ったぁ」って言ったら、ちょっと「えっ・・・」って感じになって。そうなんです、ティラミスは卵を使用する。で、このデザートの場合、火にかけない。つまり、生卵の状態で卵は胃に入ってしまう。日本では普通に生卵も食すので全く問題がないのだけれど、こちらでは生卵=サルモネラ菌というリスクが伴うのだ。作りながら何となく不安は感じつつも、大丈夫かなって言う根拠の無い自信。結果オーライでなんとも無かったから良かったんだけどね。(でも、ドイツでの食中毒の原因はこのティラミスやポテトサラダに多いらしいのでドイツ在住の方、気をつけましょう。)


生卵と言えば・・・。時々生卵をタレにすき焼きとか卵かけご飯とか食べたくなっちゃう。そう言えば、牛乳に生卵とお砂糖を入れたミルクセーキ。子供の頃よく飲んでたなぁって思い出して、ドイツでは飲まないのかなぁと聞いてみる。Wちゃんはそんな飲み物があること自体知らない。更にミルクセーキの‘セーキ’って何だっけ?と、ふと疑問に。考えてみれば、すぐに‘Shake’のこと?と思いつつ、インターネットで調べてみたら、そうでした。ミルクセーキはMilk Shake。何故に‘シェイク’が‘セーキ’に?これまでずっと疑問にも思わずにいたこともまた不思議だったりして。
というわけで、
『SilentCooking』 → ティラミス →生卵→ ミルクセーキ=Milk Shake にて終了。
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by signothetimes | 2006-10-24 21:30 | food

お誕生日に念願の栗のスープ

20日はドイツで迎える3度目のお誕生日でした。この歳になるとひとつ年をとったと言うより、身体的に老朽化が進んでるんだっていう日々の感覚の方が勝っているような・・・。まあ、何はともあれいくつになっても誕生日が素敵な一日で、続くその一年が無病息災で平穏な年であればいいなぁと。あれっ、そんな発言が既に年寄りくさかったりして(汗!)。


e0042906_0452891.jpgWちゃんは前日から出張でピサ(イタリア)だったけれど、早く帰ってきてくれて夕食はLudwigsburg城の正面にあるイタリアンレストランWaldhornへ。嬉しいことにずっと気にかかっていた栗のスープなるものが季節のメニューに。迷わず前菜に選んで頂いた。スープ皿には薄いワッフルとドライベーコン、そしてスープは別のソースポットに入って運ばれてきた。トロトロの栗のポタージュスープをワッフルの上からそっと注ぐと折りたたまれていたワッフルがふんわりと広がっていく様子が楽しかったりして。ワッフルと栗の組み合わせはどちらかと言えばデザート的な印象にもかかわらず、優しい栗の甘みとしっとりワッフルにドライベーコンの塩味がぴったりの秋の前菜でした。

e0042906_0461852.jpgセコンドには自家製のパスタ、そしてメインはお肉料理、さすがに二人ともお腹一杯でデザートはなし。
重くなったお腹をかかえつつ明日からはダイエットかなぁと、秋の夜道、枯葉を重くなった体重で踏みしめながら家路に付くのでありました。


Waldhorn Incanto
Schlossstraße 33 (gegenüber Blühendes Barock)
71634 Ludwigsburg
Fon: 07141 / 64 33 602
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by signothetimes | 2006-10-21 23:43

Ron Sexsmith @ Röhre

e0042906_2322568.jpgStuttgart StaatsGalerie脇のトンネル下にあるクラブDie Röhre。トンネルと言うよりトンネル予定地だったトコロ。鬱蒼と繁った木々を潜り暫くすると本来のトンネルの隣にもう一つのアーチがあるではないか。もともとこちらがトンネルになるはずだったところ、掘り進めていくうちに当時の技術ではその土壌に問題があるとのことで途中で中止になり、その後掘り進められた穴蔵を利用し、現在はクラブになっている。


e0042906_23241124.jpgそこで行われたカナダ出身のシンガーソングライター、Ron Sexsmithのライブを見てきた。200人弱の観客の多くは同世代から50代と思しき落ち着いたロック世代。以前働いていた会社でデビューアルバムがヘビーローテーションでかかっていた。それから数年。その風貌はさすがにちょっと年は取ったものの基本的には決して美しいとはいえない外見にシャイな雰囲気とどこか少年の純朴さがにじみ出ている。


e0042906_23232295.jpgライブが始まって驚いたことに結構ポップな曲が何曲か続いたこと。しんみりとかつ深々とアコギで歌い上げるイメージしかなかったので意外だったけれど、さすがに彼らしい良質で優しい曲が多い。ちなみにバンドはドラム、ベース、エレキの3人に本人のアコギとキーボード。中半以降はデビューアルバムからの選曲が多くて、“Secret Heart”,”Strawberry Blonde”など、ソロも含めて懐かしい曲続く。会場も懐かしさに聞きほれた観客の拍手喝采で盛り上がり、終了合図の電灯が灯った後に3度目のアンコールがソロで始まった。
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by signothetimes | 2006-10-17 17:19 | music

Satsuma と Nashi

e0042906_23165852.jpgカサッカサカサ、カサコソカサコソッ・・・・。茶色く乾いた落葉樹の葉が柔らかな曲線を描きながら少し湿った地面めがけてヒラヒラと舞い落ちる。今年の夏が暑かったせいか、公園の木々もほんのりと赤く染まった紅葉を見せてくれている。お天気もいいので少し早起きをして朝市にでかけた。去年の秋はその年の夏、産地スペインの猛暑のために一度もお目にかからなかったSatsuma(薩摩=みかん)。今年は山積みになっていた。子供の頃は一日に10個以上も食べて、いつも手のひらをまっ黄色にしていた。甘すぎるのはダメ。皮がフカフカになっているのも美味しくない。出始めのほんのり緑色をした皮が薄くて小ぶりのちょっとすっぱいのがいい。

そして秋の果物、Nashi(梨)もお目見え。これは中国産。でも名前は日本風にNashi。梨もいわゆる洋ナシと言われているものより断然このシャキシャキした歯ごたえのみずみずしい梨が好き。
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by signothetimes | 2006-10-12 23:13 | food

Volksfest フォルクスフェスト 

ミュンヘンのオクトーバーフェストにはさすがに及ばないけれど、充分に雰囲気は満喫できるシュトゥットガルトのビール祭り。暫く天候がぐずぐずしていたから足も遠のいていたけど、最終日の日曜日。素晴らしい秋晴れだったので出かけてきました。
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e0042906_0505020.jpg私もWちゃんも速い&恐い系の乗り物はちょっとパスってことで、観覧車に乗ってお祭りの様子を上空から満喫。ちょっと向こうには先日オープンしたメルセデスのミュージアムが見れたりして。

e0042906_0511810.jpg観覧車の隣にあった空飛ぶ椅子。これも、以前に一度、これだったっらそんなに恐くないよねぇ!って試したら、結構恐くて、もう見てるだけでいいかって感じ。結局、私たちが乗れるの観覧車だけ?あっ、それとWちゃんはゴーカート好きだけどね。


暫くお祭りをブラブラしてお散歩。ビアガーデンのテントの中は相変わらず、この時ばかりとご機嫌なドイツ人が1Lのジョッキー片手に乾杯の歌に興じてた。もちろん我々もそれに漏れず、この時ばかりはとビールを飲んで、さぁ帰ろうとテントを出ると外はすっかり日が暮れて、さっき乗った観覧車が夜空にぽっかり浮かんだ羅針盤のようにになっていた。
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by signothetimes | 2006-10-10 00:48 | Germany

Circus Barum サーカス 

サーカスを見るのは実はコレが2回目。初めて見たのは4,5年前に姪っ子と一緒に田舎の新潟で。それまでは、サーカス=どこか遠い遠い世界で行われてる、未知の世界のことってイメージだった。ところが、今回は遠い遠い世界どころか、住まいの目と鼻の先の公園で行われていた。とは言っても、サーカスの持ってるあの何だか摩訶不思議で遠い遠い世界のような、そしてちょっと寂しさのような切なさを持った独特のイメージは変わらないんだけどね。いったい、それは何ナノかなぁ。


e0042906_011010.jpgBARUMサーカス団。小さめのテントの入り口を潜り抜けると。タイムスリップしたような何だかとっても懐かしくてメランコリックな気持ちに包まれる。薄暗い会場内に赤い照明が徐々に灯り始める。暫くすると登場したサーカス楽団。彼らの演奏するサーカスミュージックがそんな気持ちを更に盛り上げてくれる。


e0042906_055940.jpg馬や駱駝やサイ(←先日後姿で象だと思っていたのはサイでした!サイと象のお尻って似てるのねっ。)など動物たちの可愛らしい芸、女の子の空中縄とかリングを駆け回るのとか。中でも道化師が梯子の上でおどける姿がテントの天幕に映し出されるその影がとっても素敵だった。


e0042906_062387.jpgちょっと荒芸では火吹き男。最初は火ではなくて永遠と水を吐きつづけるっていう芸。多分、大きなペットボトル5本分くらいは吐いていたような。そしてその後は火を吹き、最後は鉄の鎖でぐるぐる巻きに縛られちょっと違うショーみたいに見えたりして。


e0042906_071237.jpg最後の見せ場は虎とライオンの調教もの。立派なタテガミの雄ライオンと大きな虎が6匹。このサーカスを見ている間に、ジャン=ジャック・ベネックスの「ロザリンとライオン」が頭から離れなくなっていた。ここでは猛獣使いの調教師の人は男性だったけど、空中縄芸をやっていた女の子がちょっとだけロザリン役のイザベル・パスコに似ていたからかな。
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by signothetimes | 2006-10-05 23:58 | Germany