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2006 夏の旅 Helgoland(ヘルゴランド)編 其の二

大陸から70km離れた面積約1k㎡の小島ヘルゴランド。島といえばビーチ!海水浴!ところが、このヘルゴランド島自らの周囲には極々短い海岸しかなく、それ以外は切り立った岸壁。その代わり、この島から僅か数百メートルのところになんとも小さな砂山がぽっかりと浮かんでいる。島民も観光客もこちらの“Düne(砂丘)”と呼ばれているもう一つの更に小さな島(面積0.7k㎡)で海水浴を楽しむのだ。
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e0042906_21125988.jpg大揺れの小さなボートでDüneに着くと先着の彼らが既に気持ちよさそうに日光浴を楽しんでいる。Seehund(海犬=あざらし)御一行様。

e0042906_21134587.jpgでも、30m以上近づいてはいけないよ。

e0042906_2114128.jpgその脇に横たわる謎の着ぐるみ発見。どうみても、仲間とは思ってもらえないような着ぐるみを着てアザラシの群れの側でじっと横たわっている。あざらしの生態観察?

e0042906_21161326.jpg海水浴とは言え、北海の水温は冷たい。Strandkorb(屋根つきの)ビーチチェアを借りて日が暮れる間際までのんびり読書。
波の音と鳥の鳴き声、子供たちの遊び声が心地よいBGM代り。

e0042906_21165654.jpgビーチに一軒だけあるカフェで軽い食事を取って戻ってくると、我々のStrandkorbに向かってどなたかの足跡が。

e0042906_21171763.jpg再度訪ねてきてくれた、ジョナさんでした。


e0042906_21174828.jpg反対側のビーチはキャンプ場。小さなロッジがあったりテントを張ったりして、家族連れが夏の思い出を作っている。
e0042906_21181270.jpg小さな女の子がバケツ片手に元気よく歩いていた。
「バケツの中はなに?」
と聞くと
「お父さんが大好きなワカメとか貝とかだよ。サラダにして食べるんだって。私は食べないんだけどね。」
「あっちの方でよく取れたよ!」
と、親切に教えてくれた。
そうそう、海岸沿いでワカメとかその他の海草類は見かけたものの、残念ながらこの辺では食べる習慣がない。
この子のお父さんはきっとドイツではサバイバル派の類に入るのだろうなぁ。



e0042906_21263055.jpgヘルゴランド島の食べ物は、海に囲まれているとは言え、特筆することもないというのが正直なところ。さすがに魚料理が多いのだけれど、Nordsee(ドイツ在住の方ならご存知の、魚貝類中心のファーストフードのチェーン店)がちょっとグレードアップした程度。一番印象的なのは、この島の名物、Taschenkrabbe(鞄蟹)、通称Knieper(クニーパー)。そういえば、ドイツで初めて食べたカニ。ハサミの足(?)のみを捕って後は海に返してしまうらしいけど・・・。そのため、ハサミてんこ盛りの一皿。20ケ以上はあったような・・・。ぎっしりと身の詰まった美味しいカニでした。


e0042906_2128316.jpgのんびり過ごした4泊のヘルゴランド。夕暮れ時の灯台。


e0042906_21283298.jpg夕日が沈むとぽっかりと金色のお月様が海の上に浮かびあがりました。


e0042906_21285876.jpg翌日の夕方の船でまたクックス港に戻り、ハンブルグへ向かいます。





次回、ハンブルグ編に続く
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by signothetimes | 2006-08-17 14:35 | travel

2006 夏の旅 Helgoland(ヘルゴランド)編 其の一

二日目、ブレーメンの街を早朝に出発。向かう先はヘルゴランド行きの船の出るクックス港。早めに到着したので出港時刻まで港周辺をぶらぶらお散歩。小さいながらも港町らしい開放的な町並みにしばしうっとり。
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快晴の空の下、小さな港に思ったより大きな客船が着港。ハンブルク発の船上は既にバカンスシーズンで大賑わい。大きな汽笛がボォッーボォッーボォッーと勢いよく鳴り響きヘルゴランド島に向かって2時間程度の船旅が始まった。
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e0042906_3444353.jpg大きなゆれもなく、無事に島が見えてきたものの、ここからが小冒険。島の港は浅瀬が多いのか大きな船は直接船を着ける事ができず、小さなボートに乗り換えて島の桟橋に向かうのだ。
e0042906_345450.jpg船から船への渡し板のようなものは無く、乗組員の差し出す手を頼りに直接客船から次々と小さなボートに飛び降りなければならない。なんだか、まるで難破船から助け出されるように。そうして、千人近くもの人が何往復もする数台の小型ボートにギュウギュウに乗せられてようやくヘルゴランドに上陸。



住民約1500人程度の小さな小さな島。2時間もあればゆっくり歩いても島を一周できてしまう。もちろん、特殊な役割(救急車や荷物の運搬車)を果たす以外は車も無く、あっても全て環境に優しい電気自動車。自転車だって島に数台のみ。みんな徒歩である。徒歩で充分なほどに島は小さい。ちなみに、このトップシーズン、島の人口よりはるかに多い3000人近くが観光客としてこの島を訪れていた。
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e0042906_3595075.jpg島は変形した台形のような形で北海に浮かんでいる。島の北にある絶壁断崖は赤土で幾多もの層をなしている。


e0042906_40392.jpg大海原の上を気持ちよさそうに風に載って翼を広げて舞った後のかもめやウミネコがその段差に羽を休めている。何千羽ものキィキィキィ~ミャァミャァミャァ~と重なって聞こえるその鳴き声たるやものすごい迫力。


e0042906_405716.jpg近い将来崩れ落ちるだろうと言われている孤高の岩柱Lange Annaが今もなお心許なさそうに持ちこたえている。


e0042906_411512.jpgその傍らでは北海の強風に煽られてものんびりと羊や牛がのうのうと草を食んでいるのどかな有様。


e0042906_413165.jpg時間がひときわゆっくりと流れているヘルゴランド。しかし、1700年代はデンマーク領、そして1807年にはイギリス領、1890年にドイツ領になるも再び1945年から52年にイギリス領に。更に第二次大戦では数千もの爆弾を落とされた小さな小さな島。こんなにも平和で静かな現在の島の様子からは波乱万丈の島の歴史を窺い知ることは難しい。
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by signothetimes | 2006-08-16 18:36 | travel

2006 夏の旅 Bremen(ブレーメン)編

すっかりブログの更新をサボってしまいました。反省してます、はい。

改めて暑中お見舞い・・・・・を通り越して、残暑お見舞い申し上げます。
ドイツのこの頃は、7月下旬までの猛暑も何処へやらで、8月に入ってからはめっきり涼しくなってしまいました。温度も15度に達しないこともあったりで、暑い暑いとこの前までは文句を言っていたのに、こうも涼しくなると少し寂しい気もします。薄手のセーターを着込んでしまいました。とは言え、また暑くなるとの予報もあり、体調を壊さないようにしないとですね。

さて、8月4日から12日にかけて、今年の夏の旅に出かけて来ました。Bremen(ブレーメン)経由で北海のHelgoland(ヘルゴランド)島、そして帰りはHamburg(ハンブルグ)経由とちょっとアグレッシブな8日間。車→船→船→車という具合に、アウトバーンで北上し、船で海上を往復、ハンブルグからほぼ直線的に南下し帰宅しました。

先ずはブレーメン。今回の目的地、ヘルゴランド島行きの船はブレーメンのちょっと北にあるCuxhaven(クックス港)から1日1本、それも朝の出港なので到底間に合うはずも無く、通り道にあるブレーメンで一泊することに。夕方前に街に到着。半日程度のわずかな時間で旧市街を中心にお散歩観光。

e0042906_3231752.jpgブレーメンと言えばお決まりのコレを先ず最初に載せなければ。
ついでに、ちょっとボロボロで可哀想だけどSteiff社製のこんなのも。e0042906_3235445.jpg


マルクト広場前の、1405年から1410年にゴシック様式で建てられ、その後1612年の改装でルネッサンス風のファサードが増築された市庁舎。そしてその脇にある教会では結婚式が行われていて写真撮影をしていた。お嫁さんにお花を差し出す子供たち。e0042906_3261437.jpge0042906_3263185.jpg


e0042906_3292878.jpgブレーメンはヨーロッパ屈指のコーヒーの輸入港。中でもコーヒー商人のロゼリウス氏は私財を投じて立派な中世風の通りを作ってしまうほど。1924年から31年に作られたBöttcher(ベトヒャー)通り。石畳から視線を上げれば北ドイツ風のレンガの建物に両側を挟まれ、その重々しさに反して空から注ぎ込まれる陽射がなんとも心地よい。美術館や映画館、お土産屋さんにカフェなど活気に溢れていた。


e0042906_3314896.jpgベトヒャー通りを通り抜けると、Weser(ヴェーザー)川がのんびりと流れている。以前は港として機能していた場所が水深が浅くなり今では小さな船や船上レストランが浮かぶ。

e0042906_3321480.jpgその傍らに、これまた不思議な像を発見。お尻には84のナンバー、右肩にはカモメ。何ですかねぇ~、コレは。いまだに気になります。


e0042906_3344654.jpgそして、15世紀から16世紀からの家が立ち並ぶSchnoorviertel(シュノーア地区)へ。
e0042906_3353838.jpg優しい趣の古い家屋、一階部分はギャラリーやアンティークショップ、カフェなど小さなお店が軒を並べて賑っている。

e0042906_3362718.jpgとあるパン屋さんの店頭で思わずその可愛らしさに負けて買ったハッカのスティックキャンディー。


半日よりも短い寄り道程度のブレーメンでしたが、コンパクトに満喫できたかな。ちなみの、先出のブレーメンの音楽隊像も結構コンパクトでした。

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次回、ヘルゴランド編に続く。
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by signothetimes | 2006-08-15 20:22 | travel