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イスタンブール 其の四 『アジアへ』 『カフェ事情』

『アジアへ』

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トルコは欧州とアジアに跨っている。イスタンブールの港、Karaköyはヨーロッパ。そこからフェリーで20分程度で対岸のアジアの端にたどり着く。海岸沿いに鬱蒼と立ち並ぶ住宅の群れを船窓から眺めながら、どこからがヨーロッパでどこからがアジアなのかと考えさせられる。


e0042906_23292167.jpgアジア側の船着場Haydarpasaを通り過ぎて更に南のKadyköyに到着。


e0042906_2329382.jpg船着場のスタンド。


ドルムシュと言う相乗りタクシーに乗ってちょっと北に位置するÜsküdarという街まで。ドルムシュはボックス型のワゴン車で8人程度の乗客を乗せて同じ方向へ走り、好きなところで降ろしてくれる。隣に座ったおばあさんは、観光客の我々に向かって何を話すでもなく、数秒おきに笑顔を見せてくれる。何だかこちらまで楽しくなる。ドルムシュを降りて、街を少し散策。


e0042906_2332393.jpg小学校の校庭で遊ぶ子供たち。


e0042906_23322129.jpg学校帰りの小学生。


e0042906_23334037.jpg帰りはヨーロッパ側のBesiktasの港まで。歴史を感じさせてくれる建築。



『カフェ事情』


イスタンブールの街中にはいたるところにカフェが存在する。昔ながらの、親父が集まるカフェからオシャレ系まで、一通りそろっている。そこに人が集い、語らい、他人と時間を共有する。


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今回の旅は悪天候続き。そのおかげもあって、度々トルコのお茶‘CAY’に手が伸びる。チャイと言ってもインド風のスパイシーなミルクティーとは違い、どちらかと言えば普通の紅茶に近い。濃い目に作られた紅茶にお湯を注いで薄め、小さなガラスのグラスで頂く。みんな角砂糖を二つくらい入れて甘くして飲んでいる。一杯、50円から100円程度。


e0042906_2341539.jpg商店街や住宅街ではチャイ売りが「美味しいチャイだよ~チャイはいかがかね~?(想像)」と大声を上げてリヤカーを引いてねり歩く。


e0042906_2343127.jpgトルコのカフェでお馴染みの水パイプ。最近の若者にはフルーツフレーバーなどが人気とのこと。


そして、バーやクラブも多い。日が暮れるとトルコの歌謡曲や民族音楽があちらこちらから大音量で流れてくる。


e0042906_23441239.jpgこの人の歌声がカフェから流れていて、ついついにつられてしまって入ったカフェも良かった。


e0042906_23522514.jpg前回から気になっていた‘PEN CAFÉ’。ここでも、度々ライブが行われている。


e0042906_23523755.jpg中でも‘オールドベイルート’という名のラウンジには滞在中3回も行ってしまった。古びたビルの3Fを改装して中古家具やソファーを置いてある、いかにも東京にありそうなコジャレた店。長髪でちょっとヒッピーかぶれの風貌のオーナーはセンスのよい選曲をしてくれる。平日は客もまばらで友人が集まって音楽を楽しんでいる。金曜の夜に出かけたら、ものすごい人!もしかしてイスタンブールのカリスマDJ?というほど。ギリシャから留学に来ているという大学生の女の子が一緒に踊ろうよって誘ってくる。結局、若者たちと深夜まで飲んで踊っての最終日の夜。


不思議な街、イスタンブール。なんだか癖になりそうな街。街自体がざわめいているような、落ち着きの無い街。何故か惹かれる奥深い街。イスタンブール報告ブログ、ちょっと長くなりましたがこれでおしまい。
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by signothetimes | 2006-02-27 23:25 | travel

イスタンブール 其の三 『プチ観光』

嵐を凌ぎながらも何とか歴史に触れられる場所へプチ観光。
その一部をご紹介。

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ビザンチン建築の最高峰として知られる『アヤソフィア(聖なる知性)』
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皇帝コンスタンティヌス大帝によって命じられビザンチン帝国の最初の国立教会として建てられる。その後2度の倒壊を経て537年に再築、更にオスマントルコ帝国によるコンスタンティノープル占領により1453年にイスラム教徒のモスクとして改装される。壁面にあるキリスト教時代の名残りのモザイク画とイスラム文化が静かに共存する。何故、人間はうまく共存できないのだろうか・・・。
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水の宮殿『ドルマバフーチェ(埋め立てられた庭)宮殿』

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イスタンブール、ボスフォラス海峡に沿って19世紀後半に建設されたヨーロッパスタイルを模した宮殿。完成後にオスマントルコの宮廷はトプカプ宮殿からこちらに移される。宮殿内は豪華絢爛、ヨーロッパからの‘御取り寄せ’のオンパレードで当時の贅を尽くした生活ぶりが伺える。さらに時を経てトルコ共和国になった後、建国の父、初代大統領アタチュルクがイスタンブールに来訪した際にはここを使用。そしてここで脳溢血のため息を引き取る。宮殿の時計はその死亡時刻の9時5分を示している。残念ながらどれも写真が上手く撮れてません・・・(泣)。
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これこそ、トルコの贅の極み『ハマム(トルコ風呂)』


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一度は試したかったトルコ風呂!イスタンブールの旧市街地にあるハマムを訪れる。どちらかと言うと、観光客向けでお値段もやや高め。とは言え創業はオスマントルコ時代の1584年、トルコで最も名高い建築家とも言われるミマール・スィナンの建築物。トルコ風呂初心者にはうってつけのチェンベルリタシュ・ハマム。


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先ずは受付で、「あかすり」「泡マッサージ」「オイルマッサージ」などメニューを選び支払い、男女別々の更衣室へ。男性用は一人一人の個室になっているが、女性は共同の更衣室。全裸になったら用意されているバスタオル大の綿の平織りのタオル(キッチンクロスを大きくしたようなタオル)を持ってハマムへ向かう。入り口にはパンツ一丁のケセジ(アカすり師)と言われる4,50代と思わしき中年女性7,8人待機している。どうしていいか分からずにいると、とにかく中に入って待っていろと言われる。重い扉を開けると大理石尽くしの床と8角形の大きな洗い床(?)。ドーム状の天井からは自然光が漏れ、饗音とともに幻想的な雰囲気に包まれている。円を囲むように、周囲には金の蛇口とやはり大理石の洗面台を施した洗い場。そこに用意された金属製の小さなタライを用いて軽く身体を湿らせる。中央の暖かな洗い床に寝そべりながら、ケセジのおばちゃんを待つ。しばらくすると、黒髪の体格の良いおばちゃんが黒パン一丁で登場。どこに目を向けていいのやら・・・とは言え、こちらも全裸の身。もう身を任せるしかないのだ。一見、強面に見えたそのおばちゃんもニッコリ微笑むと何だかお母さんのように思えるほど。こちらはもう言われるままの赤ん坊状態。糸瓜でできたウォッシュミトンで手先から足の先まで全身垢すりが始まる。言葉はUp! Down! Turn!だけ。その言葉に従い、腹ばいになったり仰向けになったり。その後、アワアワアワのマッサージ。全身泡で包まれる。髪の毛も同様。とにかく泡・泡・泡。最後に洗い場に連れて行かれ、タライで頭からザッブーン!とお湯をかけられて終了。その後、更にオイルマッサージへ。別室のベットに横たわり極楽極楽。マッサージ自体は普通のオイルマッサージでこちらも全身。ちょっと違うのはここでも全裸・・・。一部では水着着用のハマムもあるらしいけれど・・・。詳しいことは分かりません。ちなみに男性はずっとタオルを腰に巻いたまま。その周辺は洗わないとのこと。あーなんだか、想像したくないことまで想像させたかもしれませぬ・・・。ちなみに、ハマムの中は撮影禁止。写真はハマムを終えた人が語らい寛ぐ待合室のような部屋。チャイや絞りたてのジュースなども買える。2階3階が男性の個室更衣室。ということで、初のトルコ風呂ハマム体験。うーん、これこそトルコの極み。次回(があれば、の話)もまた行きたいぞ。
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by signothetimes | 2006-02-17 17:20 | travel

イスタンブール 其の二 『食』

天候に恵まれなくとも食には恵まれた。と言うか、悪天候を言い訳に食に走った二人・・・。とは言え『食』ももちろん旅の醍醐味ってことで。そうそう、トルコ料理といえば世界三大料理のひとつ。食べるしかないってことで、今日はイスタンブールで平らげてきた『食』を紹介。

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海に臨むイスタンブール、もちろん魚を期待するもののレストランでは圧倒的に肉料理が多い。もちろん、羊料理。結局、魚らしい魚を頂いたのは、1度だけ。Taksimのメインストリートの裏側にある、こじんまりとしたレストラン、Sofyali 9にて。


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前菜は十数種類並べられたトレイの中から選ぶ。メインでスズキのような白身魚のグリル。ラム好きのWちゃんはシシケバブ。

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こちらもまたTaksim。大通りイスティクラール通り沿いに面したレストラン、HALA。アナトリア料理を中心にトルコの田舎料理をお手軽価格で頂ける。前回も訪れ、今回は滞在中に二度も訪れた。観光客も多いが、現地の客が殆ど。窓越しではGÖZLEME(ギョズレメ)という薄いクレープのようなパンをこねて焼き上げている姿を眺められる。


一度飲んだら忘れられないスープHALA CORBASI。レンズ豆がメインだと思うが、オレガノ、ミント、パプリカなどスパイスの効き目が絶妙。焼きたてのトルコ風クレープ、GÖZLEME(ギョズレメ)。柔らかくソテーされたホウレン草入り。
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MANTIと呼ばれるトルコ風ラビオリ。ニンニク‘入り’か‘無し’を選べる。もちろん‘入り’でしょ。スプーンに30ケ乗せられるくらいに小さく作れたら合格らしい。隣はMANTIと同じ様な生地でパプリカ風味のマッシュポテトを包んで茹でたもの。一番右はロールキャベツ。中は羊のひき肉。これもヨーグルトをたっぷりかけて。
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Golden Horn(金角湾)を隔てた旧市街で入った定食屋。店頭に沢山の惣菜が並んでいて、好きなものを選んでプレートに載せてもらう。


e0042906_4533539.jpg有名なトルコ菓子店、老舗の風貌のあるSARAY。


e0042906_441970.jpg手前はAŞURE(アシュレ)と呼ばれる伝統的なデザート。十数種類の穀物を煮込んでプディング状になった上にドライフルーツやナッツなどが添えられている。奥はバニラプリン。一緒に飲んだのがSahlep(サーレップ)と言う冬の飲みもの。サーレップと言われる欄の球根から採取される粉末らしい。これと砂糖をミルクに溶かしてシナモンを添えてあり、これを飲むとその冬風邪をひかずに越せるとのこと。日本の葛湯の感覚なのかもしれない。


e0042906_4435759.jpgさて、トルコのデザートといえば数年前に日本でもちょっとしたブーム(?)になった、のびるアイスクリーム、Dondurmaドンドルマ。トルコ語で「グルグル混ぜたもの」という意味。上記のサーレップも入っているらしく、それが伸びる原因らしい(?)。コクがあってコシの強い独特の感触。残念ながら、のばしてのばして練って練ってという作る現場はお目にかかれなかったけれど。とにかくデザートはどれもこれも、甘い~の一言。食べた後に、いやーな倦怠感を感じるほど。


あっーーー、毎回こんなに大盛り食べてたわけではないですよ、ちなみに。軽食屋のケバブや串刺し(決して軽食とは思えないのだけれど)。街角に出没する移動式のパンケースや頭の上に山のように積まれたトルコ版ブレッツェルのシミットとか素朴な美味しいものも満喫。残念ながら、そんな街角の素朴な写真、悪天候につき無理でした。

さてさて、お腹一杯になりました?明日ももうちょっと、続きます。お付き合いの程、宜しくお願いいたします。
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by signothetimes | 2006-02-16 20:27 | travel

イスタンブール 其の一 『並び』

暖を期待しつつ寒いドイツからほんの少し南下、今回が2度目のイスタンブール。思いのほか、寒い。結局、一週間の滞在期間中に晴れたのはたったの一日。連日に亘り横殴りの雨、雪、雪、雨、雪。顔を上げて歩けないし、無舗装の通りはもうぐちゃぐちゃでブーツもどろどろ。紺碧の海と空はどこにも見えず、代りに濁った乳白の低く垂れ込む空と混沌だけが視界に入り込む。晴れ間を待っても、いつまでも晴れない。とにかく延々と降り続く雪と雨。旅先でこれ程までに天候に恵まれなかったのは初めて。ということで、遠出はあきらめイスタンブール市内を楽しむことに。もう、晴れ間なんて待っていられない。

では町で見つけた『並び』を紹介。
渾然としたイスタンブールの街の中に垣間見れる整然たる様。何故か心惹かれる。

e0042906_22255612.jpg唯一晴れた日の青空に翻えっていたトルコの国旗。


e0042906_22262243.jpg小路に並ぶバックギャモンカフェ。さすがに悪天の中、客人ゼロ。


e0042906_22264684.jpg商店のショウウィンドウ。多種多様のチャイで隙間無くウィンドウを塞ぐ。


e0042906_22271180.jpg歩道にホウレン草を並べ終えた後の一息。


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市場の様子。八百屋、魚屋、肉屋。羊の頭がかなりグロテスク。


e0042906_22282760.jpg乾物店の店先。豆、豆、豆。


e0042906_22284537.jpgトルコで並んでみた鳩。


以上、イスタンブールの街の中で発見した『並び』。美しく整えられた環境の中で見える整然さはあたりまえに気持ちいいが、雑然とした中に突如として現れる整然さ。人の体温が伝わってくるような心地よさを与えてくれる。

その2に続く・・・。
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by signothetimes | 2006-02-15 14:24 | travel

der Rauhfrost 樹氷

日本では節分ですね。豆まきしましたか?

e0042906_0305963.jpgこちらでは昨夜の濃霧が深夜からの冷たい風で樹枝に凍り付いて一面を真っ白に。ここ数日は寒いながらも晴天が続いてたが、今日は雲天で最高気温もマイナス7度程度。


e0042906_0311116.jpg枝に付いているのは雪じゃなくて、全部霜。このまま外にいたら身体にも霜がついちゃうよ。さっ、お家へ帰ろう!

それと、明日からイスタンブールへ旅に出ます。戻ったらまた報告します。
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by signothetimes | 2006-02-03 16:17 | Germany

romeo’s kiste HORO

e0042906_183928.jpg一昨日の夜、ライブを聞きにStuttgart市内にお出かけ。romeo’s kisteというお店。Wちゃんが学生だった頃からあると言うので、結構古いらしいが、何度かオーナーも変わったりして名前もその都度変更してるらしい。確かに、店構えは随分と古びていて長年の営業を物語っている。Jazz系の音楽を中心に国内外からアーティストを呼んで毎日何らかのライブを行っている。
その日は、”HORO“というグループ名の学生たちによる”The Bulgarian Jazz Ensemble”。Horoはブルガリアのフォークダンスを表す言葉。ヴァイオリン二人、ヴィオラ、チェロ、ピアノ、クラリネット、それにドラムとギターという大所帯。クラッシックとブルガリアの民俗音楽、それにジャズを織り交ぜた内容で、懐かしさと新鮮さを感じさせてくれる、楽しいライブだった。それにしてもブルガリアの民族音楽なんて今まであまり聞いたことがなかったのに、ブルガリアっぽい!って感じたのは何でだろう?


e0042906_19677.jpg関係ないけど、帰り道に『GEISHA』の広告発見。Stuttgart在住のRちゃんは既に見たとのコト。賛否両論あるけれど、私も近々見に行こうかな。
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by signothetimes | 2006-02-02 17:07 | music