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Paris!

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早朝まだ日が昇りきらない時間、Stuttgart発 Paris行。朝9時にはCDG空港着。先ずは空港からSt.Germain des Presまで行き、教会前のカフェで定番のカフェオレとクロワッサン。この辺りは、以前働いていた会社で出張の際に使っていた常宿が程近く、なんとなくほっとする。観光客慣れしているギャルソンが片言の日本語で挨拶をしてくれる。ちょっとしたそんな会話が嬉しい。街がのんびりと動き始めた頃、私ものんびりと散策に足を運ぶ。Rennes通りを途中に抜けて老舗百貨店BonMarche、そしてその裏道に続く小さなブティックの数々。ずぅっと前からその佇まいを保ち続ける老舗と一方で時代とともに変化する空間。そんな通りを歩いていると心地よい安心感と刺激を感じることができる。冬も間近な寒空の下、地下鉄の出入り口の階段から吹き上げてくる生温い大気も何ともいえない。
午後はセーヌ川を渡り地下鉄で12区の端まで足を延ばす。地図を片手にどんどんどんどん歩く。不思議なことにこの街はいくらでも歩けるような気さえしてくる。気になるお店があれば、気軽にドアを開けて挨拶を交わす。ただただ、そんな風に街を見て回るだけ。疲れたら途中のカフェで軽く休憩。そしてまた歩き出す。Bastille広場まで戻り、マレ地区のアンティークショップ巡り、そしてセーヌ川沿いに並ぶ古本屋台を物色。
7時過ぎに、以前働いていた頃の取引先の方に紹介して頂いたパリ在住の素敵な女性とオペラ座近くで待ち合わせ。そこから程近いラウンジ系の素敵なお店で、初めてなのにすっかり話し込んでしまい、あっという間に時間が過ぎてしまう。仏人と結婚をされた彼女はすっかり素敵なパリのマダム。彼女からMontparnasseのホテルまではバスが便利と教えてもらい、乗り込んだバスの路線から見える風景がとっても美しかったのが印象的。夜のルーブル美術館や照明に照らされてきらきらと流れるセーヌ川、スポットライトを浴び続けるお店のショウウィンドウ。

仕事を終えて夕方の便に乗ったWちゃんは9時半ころにホテルに到着。雨が降り始めたので、近くのビストロで遅い夕食を頂く。安くて美味しい定食式のビストロが結構遅くまで開いているので頼もしい。

さて、翌日は祝日。お店は殆ど閉まってしまうので、実はまだ一度も登ったことのないエッフェル塔に上りたい!と言うことで向かう先はエッフェル。昨日の薄曇りから一転して快晴。パリの街並みもきれいに見おろせるだろうなぁとわくわくしながら、バスの窓から行く手に見える美しくそびえたつ塔を眺めながら現地に着く。と、ものすごい長蛇の列・・・。待ち時間2時間・・・。結局、今回も指をくわえて下から見上げるだけに。残念。そして、お決まりのシャンゼリゼ通りを歌いながら歩いてお買い物。お昼も過ぎてお腹も空いてきたので、オペラ座界隈へ。何を目指してかは、ご存知、日本食レストラン。これだけあれば選びたい放題。日本から来てたころは、全く興味なかったのに、今はもう嬉しくてたまらない。何故かWちゃんも大喜び。二人して満足満足!満腹を抱えてピカソ美術館へ。ところが、祝日ともあってここもまた入場券を買う人の長い列。それでもなんとか、30分ほど並んで無事入館。十数年前に一人パリ旅行で一度訪れた際には、工事か何かで閉館していて門前払いを食らった。ようやく中に入れてもらえたって気持ちで嬉しかった。十数年ぶりに訪れたピカソ美術館のある界隈にもたくさんお店やカフェが出来ていたのもびっくり。次回はゆっくりこの辺りをまわるのもいいなぁ、なんて思っている間にもう帰りの飛行機の時間に。

世界の中でも人気観光地ランク首位の街、誰もが訪れる観光地のひとつ。でも、なんと言われようと私はパリという街に魅せられる。ただお洒落で歴史ある街と言うだけでなく、色々な人種が混ざりあったり、整理されきれていない街の混沌さも。最新のファッションに身を包んだパリジャンを載せた、何十年も使われ続けているのエレベーターのガタガタガタという今にも壊れそうな音。古いアパルトメントの窓からこぼれるコンピューターの青い光。老人も若者も一緒に同じ時間を過ごしているカフェ。そのギャップがたまらなく心地良い。とは言え、ある種のギャップが最近の暴動や抗議を巻き起こしてしまう原因になりうるというは悲しいことだけれど。全てにおいてバランスが如何に大切かということかもしれない。同じ時空で異なった要素がそれぞれ上手くバランスをとって共存しているときに発するエネルギーは素晴らしい。しかしそのバランスが崩れたときに発せられるエネルーギーは時として受け入れがたいものに換わってしまう。
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by signothetimes | 2006-11-03 22:17 | travel

2006夏の旅 最終回 ちょっとだけ、ハンブルク

またもや、ひと月ほども頓挫してしまいました。
どうも、いかんですなぁ・・怠け癖が発病してしまって。
前回の予告でハンブルク編に続くと書いてしまったので、今更ですが、ほんの少しだけ夏の旅の最終地、ハンブルクの報告をさせて頂きます。
えっ?もういい??まあ、そう言わずにちょっぴりお付き合いくださいまし。

e0042906_0281624.jpg北海に浮かぶ島からクックス港へ戻り、平地に広がるのどかな田園地帯とレンガ造りの家並みを車で1時間半程度。ドイツ第二の都市ハンザ都市ハンブルク。街の創立は8~9世紀。13世紀から15世紀にハンザ同盟都市として繁栄。数時間前までいたヘルゴランド島と打って変わって、背の高い建築物や巨大な商業施設が林立するハンブルク。

コントア地区と呼ばれるオフィス街は20世紀初頭に建築されたレンガ作りの重厚で荘厳な貿易オフィスビル街。あまりの壮大な作りはどこか非現実的でまるで模型の都市に、やはり模型の自分が指でつままれて放置されたような錯覚に陥る。e0042906_0292455.jpge0042906_0293836.jpg

e0042906_0305255.jpg巻貝の迷宮に迷い込んだようなオフィスビルMeßberghofの回り階段。あまりの美しさに言葉を失う。静寂の隙間にクラッシック音楽が空から降り注いでくるような気さえしてくる不思議な空間。

遊覧船で1時間ほどネオゴシック様式の倉庫街の谷間と港を巡る。チェコからドイツ東部を悠々と走り抜き、ハンブルクで北海に注ぐ国際河川エルベ川。川に沿ってぎっしりと立ち並ぶレンガの倉庫街には圧巻。e0042906_0314055.jpg
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e0042906_0325113.jpg港に停泊している大型貨物船の巨大さに40フィートのコンテナさえ小さく見えてしまう。

e0042906_0331648.jpg港町特有の開放的な雰囲気と商業都市の華やかさに歩いているだけで気持ちが高ぶる。港の近くではポルトガルやスペイン料理のレストラン街があり、ドイツではなかなか出会えない美味しい魚貝料理に舌鼓。街の中心地には洗練されたショップやカフェが華やかに軒を並べ、いかにもお金持ちそうなマダム達が手入れの行き届いた犬を連れて闊歩していた。あっという間のハンブルク滞在。短期間では見切れないほどまだまだ見所たっぷりのハンブルク。またいつかゆっくりと訪ねたい。





番外編:


e0042906_0363325.jpgハンブルグで居候させてもらったWちゃんの幼馴染のP宅のPのコレクション、アンティークの電話の数々。フリーマーケットや古物商で手に入れるだけでなく、修理して使える状態にしてしまうところがまたすごい!


そんなアンティーク好きのPと一緒に行ったフリーマーケットの近くにあったエジプト料理レストラン。オープンカフェならぬ、店先で椅子ではなくキリムとクッションに腰を下ろすタイプのオープンラウンジ(?)もまた格別でした。e0042906_03701.jpge0042906_037183.jpg



と言うことで、2006 夏の旅 はこれにて終了。
途中の頓挫ににも関わらず気長にお付き合い頂きありがとうございました。
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by signothetimes | 2006-09-12 17:26 | travel

2006 夏の旅 Helgoland(ヘルゴランド)編 其の二

大陸から70km離れた面積約1k㎡の小島ヘルゴランド。島といえばビーチ!海水浴!ところが、このヘルゴランド島自らの周囲には極々短い海岸しかなく、それ以外は切り立った岸壁。その代わり、この島から僅か数百メートルのところになんとも小さな砂山がぽっかりと浮かんでいる。島民も観光客もこちらの“Düne(砂丘)”と呼ばれているもう一つの更に小さな島(面積0.7k㎡)で海水浴を楽しむのだ。
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e0042906_21125988.jpg大揺れの小さなボートでDüneに着くと先着の彼らが既に気持ちよさそうに日光浴を楽しんでいる。Seehund(海犬=あざらし)御一行様。

e0042906_21134587.jpgでも、30m以上近づいてはいけないよ。

e0042906_2114128.jpgその脇に横たわる謎の着ぐるみ発見。どうみても、仲間とは思ってもらえないような着ぐるみを着てアザラシの群れの側でじっと横たわっている。あざらしの生態観察?

e0042906_21161326.jpg海水浴とは言え、北海の水温は冷たい。Strandkorb(屋根つきの)ビーチチェアを借りて日が暮れる間際までのんびり読書。
波の音と鳥の鳴き声、子供たちの遊び声が心地よいBGM代り。

e0042906_21165654.jpgビーチに一軒だけあるカフェで軽い食事を取って戻ってくると、我々のStrandkorbに向かってどなたかの足跡が。

e0042906_21171763.jpg再度訪ねてきてくれた、ジョナさんでした。


e0042906_21174828.jpg反対側のビーチはキャンプ場。小さなロッジがあったりテントを張ったりして、家族連れが夏の思い出を作っている。
e0042906_21181270.jpg小さな女の子がバケツ片手に元気よく歩いていた。
「バケツの中はなに?」
と聞くと
「お父さんが大好きなワカメとか貝とかだよ。サラダにして食べるんだって。私は食べないんだけどね。」
「あっちの方でよく取れたよ!」
と、親切に教えてくれた。
そうそう、海岸沿いでワカメとかその他の海草類は見かけたものの、残念ながらこの辺では食べる習慣がない。
この子のお父さんはきっとドイツではサバイバル派の類に入るのだろうなぁ。



e0042906_21263055.jpgヘルゴランド島の食べ物は、海に囲まれているとは言え、特筆することもないというのが正直なところ。さすがに魚料理が多いのだけれど、Nordsee(ドイツ在住の方ならご存知の、魚貝類中心のファーストフードのチェーン店)がちょっとグレードアップした程度。一番印象的なのは、この島の名物、Taschenkrabbe(鞄蟹)、通称Knieper(クニーパー)。そういえば、ドイツで初めて食べたカニ。ハサミの足(?)のみを捕って後は海に返してしまうらしいけど・・・。そのため、ハサミてんこ盛りの一皿。20ケ以上はあったような・・・。ぎっしりと身の詰まった美味しいカニでした。


e0042906_2128316.jpgのんびり過ごした4泊のヘルゴランド。夕暮れ時の灯台。


e0042906_21283298.jpg夕日が沈むとぽっかりと金色のお月様が海の上に浮かびあがりました。


e0042906_21285876.jpg翌日の夕方の船でまたクックス港に戻り、ハンブルグへ向かいます。





次回、ハンブルグ編に続く
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by signothetimes | 2006-08-17 14:35 | travel

2006 夏の旅 Helgoland(ヘルゴランド)編 其の一

二日目、ブレーメンの街を早朝に出発。向かう先はヘルゴランド行きの船の出るクックス港。早めに到着したので出港時刻まで港周辺をぶらぶらお散歩。小さいながらも港町らしい開放的な町並みにしばしうっとり。
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快晴の空の下、小さな港に思ったより大きな客船が着港。ハンブルク発の船上は既にバカンスシーズンで大賑わい。大きな汽笛がボォッーボォッーボォッーと勢いよく鳴り響きヘルゴランド島に向かって2時間程度の船旅が始まった。
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e0042906_3444353.jpg大きなゆれもなく、無事に島が見えてきたものの、ここからが小冒険。島の港は浅瀬が多いのか大きな船は直接船を着ける事ができず、小さなボートに乗り換えて島の桟橋に向かうのだ。
e0042906_345450.jpg船から船への渡し板のようなものは無く、乗組員の差し出す手を頼りに直接客船から次々と小さなボートに飛び降りなければならない。なんだか、まるで難破船から助け出されるように。そうして、千人近くもの人が何往復もする数台の小型ボートにギュウギュウに乗せられてようやくヘルゴランドに上陸。



住民約1500人程度の小さな小さな島。2時間もあればゆっくり歩いても島を一周できてしまう。もちろん、特殊な役割(救急車や荷物の運搬車)を果たす以外は車も無く、あっても全て環境に優しい電気自動車。自転車だって島に数台のみ。みんな徒歩である。徒歩で充分なほどに島は小さい。ちなみに、このトップシーズン、島の人口よりはるかに多い3000人近くが観光客としてこの島を訪れていた。
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e0042906_3595075.jpg島は変形した台形のような形で北海に浮かんでいる。島の北にある絶壁断崖は赤土で幾多もの層をなしている。


e0042906_40392.jpg大海原の上を気持ちよさそうに風に載って翼を広げて舞った後のかもめやウミネコがその段差に羽を休めている。何千羽ものキィキィキィ~ミャァミャァミャァ~と重なって聞こえるその鳴き声たるやものすごい迫力。


e0042906_405716.jpg近い将来崩れ落ちるだろうと言われている孤高の岩柱Lange Annaが今もなお心許なさそうに持ちこたえている。


e0042906_411512.jpgその傍らでは北海の強風に煽られてものんびりと羊や牛がのうのうと草を食んでいるのどかな有様。


e0042906_413165.jpg時間がひときわゆっくりと流れているヘルゴランド。しかし、1700年代はデンマーク領、そして1807年にはイギリス領、1890年にドイツ領になるも再び1945年から52年にイギリス領に。更に第二次大戦では数千もの爆弾を落とされた小さな小さな島。こんなにも平和で静かな現在の島の様子からは波乱万丈の島の歴史を窺い知ることは難しい。
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by signothetimes | 2006-08-16 18:36 | travel

2006 夏の旅 Bremen(ブレーメン)編

すっかりブログの更新をサボってしまいました。反省してます、はい。

改めて暑中お見舞い・・・・・を通り越して、残暑お見舞い申し上げます。
ドイツのこの頃は、7月下旬までの猛暑も何処へやらで、8月に入ってからはめっきり涼しくなってしまいました。温度も15度に達しないこともあったりで、暑い暑いとこの前までは文句を言っていたのに、こうも涼しくなると少し寂しい気もします。薄手のセーターを着込んでしまいました。とは言え、また暑くなるとの予報もあり、体調を壊さないようにしないとですね。

さて、8月4日から12日にかけて、今年の夏の旅に出かけて来ました。Bremen(ブレーメン)経由で北海のHelgoland(ヘルゴランド)島、そして帰りはHamburg(ハンブルグ)経由とちょっとアグレッシブな8日間。車→船→船→車という具合に、アウトバーンで北上し、船で海上を往復、ハンブルグからほぼ直線的に南下し帰宅しました。

先ずはブレーメン。今回の目的地、ヘルゴランド島行きの船はブレーメンのちょっと北にあるCuxhaven(クックス港)から1日1本、それも朝の出港なので到底間に合うはずも無く、通り道にあるブレーメンで一泊することに。夕方前に街に到着。半日程度のわずかな時間で旧市街を中心にお散歩観光。

e0042906_3231752.jpgブレーメンと言えばお決まりのコレを先ず最初に載せなければ。
ついでに、ちょっとボロボロで可哀想だけどSteiff社製のこんなのも。e0042906_3235445.jpg


マルクト広場前の、1405年から1410年にゴシック様式で建てられ、その後1612年の改装でルネッサンス風のファサードが増築された市庁舎。そしてその脇にある教会では結婚式が行われていて写真撮影をしていた。お嫁さんにお花を差し出す子供たち。e0042906_3261437.jpge0042906_3263185.jpg


e0042906_3292878.jpgブレーメンはヨーロッパ屈指のコーヒーの輸入港。中でもコーヒー商人のロゼリウス氏は私財を投じて立派な中世風の通りを作ってしまうほど。1924年から31年に作られたBöttcher(ベトヒャー)通り。石畳から視線を上げれば北ドイツ風のレンガの建物に両側を挟まれ、その重々しさに反して空から注ぎ込まれる陽射がなんとも心地よい。美術館や映画館、お土産屋さんにカフェなど活気に溢れていた。


e0042906_3314896.jpgベトヒャー通りを通り抜けると、Weser(ヴェーザー)川がのんびりと流れている。以前は港として機能していた場所が水深が浅くなり今では小さな船や船上レストランが浮かぶ。

e0042906_3321480.jpgその傍らに、これまた不思議な像を発見。お尻には84のナンバー、右肩にはカモメ。何ですかねぇ~、コレは。いまだに気になります。


e0042906_3344654.jpgそして、15世紀から16世紀からの家が立ち並ぶSchnoorviertel(シュノーア地区)へ。
e0042906_3353838.jpg優しい趣の古い家屋、一階部分はギャラリーやアンティークショップ、カフェなど小さなお店が軒を並べて賑っている。

e0042906_3362718.jpgとあるパン屋さんの店頭で思わずその可愛らしさに負けて買ったハッカのスティックキャンディー。


半日よりも短い寄り道程度のブレーメンでしたが、コンパクトに満喫できたかな。ちなみの、先出のブレーメンの音楽隊像も結構コンパクトでした。

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次回、ヘルゴランド編に続く。
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by signothetimes | 2006-08-15 20:22 | travel

Ulm ウルム 

e0042906_119492.jpg日帰りと言うより、半日帰りでULM(ウルム)の街へお散歩に。距離にして南に100km程度。アウトバーンで1時間弱。ドナウ河沿いにあるこの街のシンボルはなんと言っても世界一高い塔を誇る大聖堂。その高さ161.3m。登ろうとすれば階段は768段とのこと。1377年から1890年の完成まで500年以上の歳月を費やして建てられた大聖堂。今も尚、快晴の空にその堂々とした塔先を誇らしげに突き出していた。

e0042906_1202270.jpge0042906_1204115.jpg薄暗い聖堂の中に足を踏み入れると、夏の鋭い日差しを浴びて万華鏡のように浮かび上がるステンドグラスに目を奪われる。


石畳の残る古街。アルトバウ(古い建物)の彩色にはいつも感心してしまう。
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e0042906_1214513.jpgお散歩の途中に可愛い子豚ちゃん発見。でも、可愛らしい笑顔の頭上では・・・・。

e0042906_1223221.jpg農家とお肉屋さんの交渉成立。子豚ちゃん、売られてしまったのだ。


e0042906_123081.jpgそしてお土産に買ったのはこのチョコレート。そう、この街はアインシュタイン生誕の街。食べたらノーベル賞取れるかなぁ。
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by signothetimes | 2006-07-24 18:16 | travel

Niederlande オランダ小旅行

e0042906_2124841.jpg前述したLeverkusenでの日独のサッカー観戦の前に、ちょっと足を伸ばしてオランダ小旅行。5月28日の日曜日早朝に出発。アウトバーンを飛ばすこと4時間くらい。ドイツオランダの国境を抜ける。そのまま東へ進むにつれ、視界を遮ることなくどこまでも空と土壌の広がる低地のオランダの風景。既に春も訪れた青々とした牧草地には牛や羊、山羊が口をもぐもぐと動かしながら一生懸命に草を食んでいる。ゴーダチーズでその名を知られているGoudaで小休憩。15世紀半ばに建てられた市庁舎の窓の鮮やかな赤が目に飛び込む。


更に西へ。Leidenという小さな街。とはいえ、オランダ最古の大学があるこの街は学生や若者が多く活気が感じられる。街の中心にはオランダの景色の代表格ともいえる風車の博物館がある。風車と言えば子供の頃に、ハイジやフランダースの犬の絵本で見た風車小屋。ちょっと興味津々。18世紀半ばに建てられた石作りの円柱に小さな木の扉。1階2階が住居スペースでキッチンやリビング。3階以降からは作業場が続き、更に上へ上へ7階まで幅の狭い木梯子を登って行く。窓からは地上から見たのとは別物のような巨大な風車の羽がゆっくりと動いている様子が見えた。e0042906_29399.jpge0042906_29519.jpge0042906_21082.jpg


e0042906_2121539.jpg夕方、アムステルダムに到着。街の中心までは目の前の地下鉄で1本のちょっと郊外の宿。ところが、その地下鉄がなんと我々の滞在期間中に工事のため運休。代行バスと途中からの地下鉄を使うことに。その日の夜は、アムステルダムでフラワーアレンジメント留学をしている友人と再会して一緒にお夕飯。オランダの旧植民地だったことから、インドネシアレストランが数々とあるアムステルダム。入ろうとしたお店は超満員。仕方がないので1時間ほど後に予約して近くの老舗ビアホールにて時間を潰す。オランダのビールも美味しいから文句ないんだけどね。さて、インドネシアレストランのメニューは単品も少しばかりあるけれど、コースで頼むのが一般的。7,8種類の料理とご飯が運ばれてくる。程よく効いたスパイスやピーナッツの香り、ちょっと甘いお醤油味。お腹を空かせた3人のテーブルはあっという間にすっかり空いたお皿だけに。

e0042906_217262.jpge0042906_2171884.jpge0042906_2173245.jpg
翌日はのんびり市内観光。幾重もの運河に囲まれたアムステルダムの街は自転車で溢れ返っている。ぼーっと歩いていると後ろから猛スピードでやってくる自転車にびっくりさせられること数回。とにかく自転車が一番偉い街。リヤカーのような荷車をつけていたり、大きなバスケットを取り付けていたり。東京ではもっぱら自転車生活を送っていた私にとっては羨ましい限り。とは言え、ここでも放置自転車や駐輪所の問題が大きな社会問題になっているとのこと。ちなみに右の写真は警察署の看板(ブルーのサイレンライト)。さすがデザインの国!


e0042906_2213148.jpge0042906_2214428.jpg運河に沿っては、背の高い古い立派な住居(カナルハウス)がひしめき合うように立ち並ぶ。家の前面の壁は少し前に傾いて建てられている。間口が狭く階段も急なことから、大きな荷物や家具の出し入れを道路に面した窓から搬入搬出するため。屋根の下に取り付けられた金具にロープを張り吊り上げ吊り下げを行う。そしてオランダの住居に共通して見られるのは窓がとても大きかったり、沢山あること。そして、興味本位で窓を覗くと何とその住居空間の美しいこと。郊外の道沿いに立ち並ぶ大きな住居は一面が窓。遠目からもモデルハウスのごときが伺える。

e0042906_222328.jpgドイツにいると、オランダナンバーのキャンピングカーをよく見かける。アウトバーンなどでは普通の車が時速150km程度で走っていても、のんびりと右車線を90km程度で、時には迷惑がられることも。オランダのそうしたキャンピングカーをシニカルに写した、カタツムリがオランダ国旗を持った挿絵なんかを目にすることもある。でもオランダ人は住居スペースをいかに重要視するのかを今回つくづく実感した。ちょっとした旅でも、心地よい自分だけのスペースを持ち運びたいとするその気持ち、それが彼らのキャンピングカーなのかもしれない。

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話がちょっとずれちゃった。住居と言えば、アムステルダムの運河にいくつもいくつも浮かぶ船。船といっても、コレも立派な住居。土地代の高さから運河での暮らしを選んだ人々の住処。郵便ポストに洗濯物。デッキには小さな庭。普通の家と変わらない。水の上の生活ってなんだか楽しそう。でも、きっとあちこちの修理やら湿気やらに大変なんだろうなぁ。

e0042906_2262772.jpgアムステルダム。小さいながら中華街があって美味しい本物の(!)中華が食べれる。センスのいい小洒落た店やギャラリーも多い。港町に見られる多国籍な雰囲気。コーヒーショップと呼ばれる公認のドラッグカフェやちょっとヤバそうな売春宿街(もちろん公認)(←あっ、行かないで見るだけね、ちなみに)。どこに行っても英語が通じるし、誰でもを受け入れてくれる。多くのものを受け入れてつつも、古さを活かしたセンスのいい街作り、そして水の流れを感じる街。たったの2日間では計り知れないけれど、とっても魅力的な場所に思えた。友人がいる間にまたゆっくりと訪れたい。
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by signothetimes | 2006-06-03 02:03 | travel

『魚で始まり魚に終わる』

さて今回が旅日記の最終回。ポルトガルでの楽しみのひとつは何と言ってもサカナ、魚、お魚!海から遠いドイツではなかなか味わえない新鮮な魚をここぞとばかり食べてきた。今回の滞在先をアパルトメントにしたのも、実は魚を食べる為。通常のホテル滞在の場合は、ビュッフェスタイルの夕食込みの場合が多く、その場合せっかくの魚料理が少ないのでは?と思ったから。予め自宅から醤油、味噌、鰹だしをはじめ、魚に合いそうなドライハーブや調味料は少量づつ持参。

e0042906_453050.jpg魚市場やスーパーで普通に魚や海老やタコや烏賊が買えるって改めて素晴らしい!ってつくづく実感。鯛の味噌汁やハマグリや海老の頭の吸い物、アクアパッツァに魚貝リゾット!コレでもかぁと言うくらい魚料理攻め。


e0042906_43377.jpge0042906_432141.jpgアパルトメントには簡単なキッチンが付いていて、満足とは言えないが最少限の調理器具も用意されている。丸ごとのスズキにハマグリと海老を加えた贅沢なアクアパッツァとハマグリのスープを作ったときのもの。


e0042906_348055.jpgもちろん地元や行く先々での食堂やレストランでも魚尽くしの一週間。新鮮な上に値段も安い。レストランでは必ず、パン、黒オリーブ、サーディンペースト、チーズがテーブルに添えられている。食事が出てくるまでワインやビールのおつまみに頂く。ちなみにそれぞれ有料。といっても1ユーロ程度。


なんと言ってもサルディーニャスアサーダス(鰯のグリル)。5~7匹の鰯にポテトやサラダが付いて4ユーロから6ユーロ。庶民的な食堂では軒先で炭火焼にしてくれる。e0042906_3464845.jpge0042906_347380.jpg

e0042906_3495017.jpg素朴だけれど味わい深いトマトベースの魚のスープ。アルミ製のボールもかわいい。


e0042906_3504030.jpg久しぶりのアジの塩焼き。新鮮なだけにシンプルなのが格別に美味い。


e0042906_3532028.jpg365種類の調理方法があるといわれる干し塩鱈を使った一品。バカリャウ・ア・ブラス。細かく裂いた干鱈と玉ねぎ、フライドポテトの千切りにしたものを卵を入れて炒めたもの。初めてかつ想像すらしなかった組み合わせだけど、かなりいけてた。


e0042906_3555842.jpgサグレスの岬の近くで入った食堂で食べたお昼の定食。烏賊の煮付け(?)ライスつき=烏賊飯?ここはビールも食後のコーヒーも付いて6ユーロくらい。


e0042906_357989.jpgこれも鱈だったかな?魚の名前は忘れたけれどシンプルな塩味の煮魚。ドイツでは食べる習慣のない茹でた菜の花が付け合せに。


e0042906_3573220.jpg最後に、日本でもちょっと前(だいぶ前?)にブームになったエッグタルト。


ポルトガルの料理は魚貝中心で、味付けもさっぱり、脂っこさもない上に、お米もよく食べるので、日本人にとってはありがたい。一方、Wちゃんは生まれてこのかた、こんなに魚を食べたのは初めてというくらい毎日魚を食べ続けた旅になった。

e0042906_3583133.jpge0042906_3591449.jpge0042906_359301.jpge0042906_40167.jpg


ポルトガル、かなり・・・じゃなくて、相当に気に入りました。お隣のスペインと比べると(ちなみにスペインも大好きだけど)、人も穏やかだし、言葉もちょっと柔らかい。食べ物も最高に美味しい。心残りはポルトガルの民衆歌謡ファドを聞けなかったこと。旅では見えてこないポルトガルの内面が少しは感じられるかもしれない。大航海時代の栄光とその後の衰退と極貧の時代。そして、現在のポルトガル。奥深そうな国。いつかまた・・・と言う思いで帰路に付いた。
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by signothetimes | 2006-04-12 20:40 | travel

『Algarve 西へ東へ』

ポルトガル南部のAlgarve地方の海岸沿いの街を中心に西へ東へと赴く。殆ど車の通らない立派な高速道路沿いの平原にはいたるところに低木林や草原の花々が見事なまでに広がっている。オレンジ畑やレモン畑が途中途中でちょうど実を付けた姿をお披露目してくれる。残念なのは1755年に起きたリスボン大地震でこの地方も大きな被害を受けたと思われる。当時の姿のまま残されている旧市街は貴重な存在。

e0042906_0331675.jpg西へ。ヨーロッパ最西南端の岬、サン・ヴィセンテ岬。大西洋に臨むユーラシア大陸の端に立つ。

e0042906_0334519.jpgスタート地点0km!

e0042906_0344420.jpgサン・ヴィサンテ岬から6kmほどのところにある16世紀に築かれたサグレス要塞。大地震の後再建された。地面に直径43mの羅針盤がある。

e0042906_035154.jpg要塞内にある白い礼拝堂。

e0042906_0352499.jpg海からのものすごい強風に岬の地には背の低い直物だけが生き延びる。
ちょっと他の星に降り立ってしまったような感覚。


e0042906_0361772.jpg紀元前300年頃から海交易で繁栄してきた歴史ある街Lagos(ラーゴス)。


e0042906_0364635.jpgちょっと内陸に入ったSilves(シルヴェス)という街。
アラブ人から伝わったアズレージョという装飾タイルの壁もあちこちで見られる。

e0042906_0373360.jpgカフェの翁。こんなカフェに毎日いりびたるっていいな。

e0042906_0375490.jpg外では常連客が通りを眺めながら時間を過ごす。


e0042906_038106.jpg山あいの小さな小さな町、Alte(アルテ)の石畳。
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e0042906_039448.jpg空港のある街Faro(ファーロ)の鉄道の駅はひっそり。

e0042906_10586.jpgスペインとの国境の町Villa Real de Santo Antonio(ヴィラ レアル デ サント アントニオ)。国境沿いの川グアディアナ川の対岸はスペイン。


急いでいる人や焦っている人を見かけない、日が明けるのも暮れるのもゆっくり。車のラジオから流れてくる音楽はどれもこれも60年代70年代の懐メロ。どの町に行ってもハンチングを被ったおじいちゃんたちがその町の主役で、その空間から独特の懐かしい雰囲気を醸し出している。ここでは確実に時間の速度が違ってる。それとも、我々が住んでいるトコロが違っているのか。

e0042906_0585619.jpge0042906_059923.jpge0042906_0592345.jpg
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by signothetimes | 2006-04-11 20:31 | travel

Algarve in Portugal 『Albufeiraの町並み編』

4月1日から7泊8日でポルトガルの南部の地方Algarve(アルガルヴェ)に行って来た。Albufeira(アルブフェイラ)と言う小さな漁業の街でキッチン付きのアパルトメントに滞在。イスラム時代に要塞が築かれた町Albufeiraとはアラブ語で「海上の城」の意とのこと。今も尚当時を偲ばせるように白壁に赤い屋根、そして独特な煙突、そして空と海が視界一面に広がる。漁業の街とは言え、今は立派なリゾート地。イギリス人をはじめ、ドイツ、オランダなどからリゾート客が多い。Stuttgart空港から飛行機でFaro空港まで3時間弱。気候、風景、音、人、色、匂い、食、言葉・・・とにかく何もかもが違う。寒いドイツの冬を過ごした後、五感が急激に活発になるのが感じられる。街を歩いていると初めて訪れているのに何故か懐かしいような何だかほっとするような、そんな気持ちがした。

『Albufeira(アルブフェイラ)の町並み編』

e0042906_074439.jpg滞在したアパルトメントのバルコニーから見下ろした町並みと海。


e0042906_08211.jpgどの家にも白土で出来た煙突が青い青い空に気持ちよさそうにそびえる。


e0042906_085916.jpg旧市街の廃屋の前にあった寂しそうなメリーゴーランド。


e0042906_092373.jpgレモンやオレンジの木があちこちに。こんなところにも。


e0042906_094438.jpg旧市街からトンネルをくぐると海岸へ。


e0042906_010483.jpg海辺のカフェでサッカー観戦。


e0042906_0105653.jpgポルトガルのおじいちゃんとおばあちゃん。誰よりもここの海が似合う。
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e0042906_014949.jpgどこまでも続く海。アフリカ大陸はずーっとずーっと彼方。


レンタカーを借りてポルトガル南部を横断して、ヨーロッパ最西南端の岬やスペインとの国境の町を訪れたり。一足先に初夏を感じで、その暖気にすっかりのんびりしてしまいそうですが、ちょっとずつ旅日記更新していきます。お付き合いの程よろしく。
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by signothetimes | 2006-04-10 00:04 | travel