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Pinakothek der Moderne モダン・ピナコテーク

先週の金曜日。Wちゃんは仕事を半休で終わらせ、昼12時過ぎにアウトバーンでミュンヘンへ向かう。3時過ぎに到着。WちゃんがDAAD(独学術交流会)の会合に出席している間、私は一人気ままにミュンヘン観光。と言っても、今回は限られた時間内。そこで、前々から行きたかったモダン・ピナコテークへ。幸いなことに、木、金曜日は20時まで開館している。

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2002年の9月にオープンしたヨーロッパでも最大規模のモダン美術館。20世紀以降の現代アートをはじめ車や家具、工業製品などのインダストリアルデザインの宝庫である。コンクリートの打ち出しの地上3階地下1階立てで総展示面積は15.000㎡。エントランスの上部は吹き抜けの円形ガラス天井になっており自然光が館内全体に射し込んでいる。鋭角的な外観からの印象とは正反対の円形状に広がる内部は、扇状に上下のフロアを結ぶ幅の広い階段そのものも見所のひとつとなっている。

e0042906_1361569.jpg地下がデザイン関連の展示スペース。車やバイク、コルビジェをはじめとするバウハウス時代の家具はもちろんのこと、更に最近の工業デザインとして当初から90年代までの各社の携帯電話、マッキントッシュやIBMの初期のPC、Nikeのスニーカーなどを既に懐かしい気持ちで見ることが出来る。


e0042906_1375330.jpg地上階はエントランスに加えロフト階のあるミュージアムショップ、カフェがあり、展示スペースは季節ごとの期間展とグラフィックや建築が中心。2階部分が絵画、彫刻、オブジェなどの現代美術がそれぞれの空間ごとに展示されている。オランダ生まれでドイツで活躍した芸術家で思想家で革命家ともいえるヨゼーフ・ボイスの作品をはじめ、有名どころではピカソ、ダリ、パウル・クレー、カンディンスキー、マティス、ウォーホールなどなど。また今は期間展として荒木経惟氏の東京1962-1973展もを開催していた。


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3階部分は展示スペースはないが、吹き抜けの円形のエントランスを真上から眺め降ろすことができる。これがまた非常に心地よい。



e0042906_139453.jpgところが、気がつくと時計は既に7時を回っている。脚は棒状態。ミュージアムショップで当館図録を買い求め、さすがに疲れた脚の休憩と喉の渇きを癒すために隣接のカフェでしばし休憩。


その後は街に繰り出し、これまた一人、和食レストランで寿司うどんセットを満喫。繁華街をブラブラしてちょっとお買い物。10時頃にWちゃんと合流して帰途に付いたのでありました。あ~満足満足!
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by signothetimes | 2006-07-11 18:33 | art

Märklin & Steiff

ちょっと子供に戻ったような、そんな一日。先日の日曜日。ドライブがてらMärklin Museum(メルクリン博物館)とMargarete Steiff Museum(マルガレーテ・シュタイフ・ミュージアム)を訪れる。


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Märklin社は1856年にブリキ職人のテオドールF.Wメルクリンがお店をはじめ、おもちゃのキッチンセットなどを売りはじめたのが最初。数年後、そのテオドールは事故で亡くなり、残されたメルクリン婦人がぜんまい仕掛けでレールの上を走る汽車を考案し、それが大ヒット。意外や意外、女性が汽車の玩具を考案したとは!現在でも、世界中にこのMärklinのマニアは数知れず。たまに、蚤の市で見かけるこのMärklin社のアンティークも結構いい値段がついている。マニアでなくとも、精巧なつくりと、ノスタルジックな雰囲気についつい見入ってしまった。
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Märklin Museum-Göppingen
Holzheimer Str.8 Göppingen




そして、そこから車で30分程度のところにあるのがMargarete Steiff Museum。窓からテディが覗いているモダンな建物。
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入り口で大きなテディがメジャーを持って待っている。125cm以下の子供は入場料無料。15人程度のグループに分かれて入場すると、先ずは小さな小さな劇場のようになっている。1877年、小児麻痺で歩くことの出来なかったMargareteが自立のために裁縫店を開いて、その後に作った象の針刺しが大評判に。そして、動物たちの縫ぐるみを作り始め、1902年に最初の熊が誕生・・・。などなど、彼女の生い立ちや、Steiff社の歴史を少しづつ紐解くように語ってくれる。子供たちも大人たちも一緒になってその話を聞き、そして次の部屋へと足を運ぶ。そこからは色々なテーマワールド。年代別の数々の作品が展示されてたり、制作の様子が垣間見れたり。大人も子供も一緒に楽しめる。ありがたいことに、日本のファンがかなり多いようで、説明には全て日本語が用意されている。そのわりに、この日は日本人の姿一人も見なかったなぁ。
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Margarete Steiff Museum
AllenStr.2 Giengen
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by signothetimes | 2006-05-17 22:44 | art

Atelierausstellung アトリエ公開展示会

e0042906_2356191.jpgドイツの冬にしては珍しく朝から晴天。今日はWちゃんの同僚のお誕生日会に1時間ほどお邪魔して、その後, ヨガのコースで知り合った陶芸家 Herr.Kollmar(コルマー氏)の展示会へ行ってきた。大きめのオブジェやテーブルウェアなどが、普段は製作現場のアトリエに並べられている。ドイツで日本の焼き物と言えば「楽焼」。その土や手法を用いた作品も多い。


e0042906_2358777.jpgテーブルウェアはまるで日本の焼き物のようで、そのまま日本の食卓に並んでも違和感がないほど。鉄釉を器の外側に施し、内側は透明釉に細かな貫入がモザイク模様のように広がった器が気に入った。これは釜から取り出した時にオイルを垂らすことで生じるのだと説明してくれる。それを我が家用にひとつ購入。


e0042906_2357663.jpgこのアトリエ、寂れた工場地の中にあって、訪れた際に全く人気も感じず、本当にここなのかな?と思ったくらい。実は以前、イタリアの出稼ぎ労働者達の住居だったところ。そこを、数人のアーティスト達が共同でアトリエとして借りている。細長い建物は真ん中に廊下が通り、その両脇に小さな部屋がある。ところどころに、他のアーティストの作品なんかも展示されていたり、制作現場がのぞけたり。


e0042906_23572864.jpgアトリエの裏に釜があり、その脇では何種類かのハーブを育てている。夏にはここでバーベキューをしたりするらしい。マイナスの気温の中でも、ローズマリーとセイジが元気に育っている。帰り際に、コルマーさんがその2種類のハーブを摘み取ってお土産にくれた。寂しそうに見えた工場地帯が、帰り際には何だかとっても楽しくて温かい場所に思われた。
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by signothetimes | 2005-12-11 23:55 | art

Picasso

e0042906_017028.jpgピカソ展に行って来た。シュツットガルトのStaatsgalerie(州立美術館)。今回の展覧会では当館所蔵の’Die Badenden’(海水浴)をテーマにその他150作品以上が展示されていた。今回の展示会のタイトルになった「海水浴」を始め「海辺を走る女たち」の前で足が止まる。そして面白かったのはManetの「休日の朝食」やRenoirの「足を拭く女」などを模写して出来上がったという作品が、元の作品と隣り合わせに展示されている。構図やテーマはそのままに二人の画家が生み出す作品の違いが興味深い。


e0042906_0172469.jpgStaatsgalerieはシュツットガルトの中心にあり、開館は1840年代頃(?)。その後、新館が1984年に増設され現在に至る。写真は1984年に増設された新館。曲線と直線の織り成す佇まいは当時確かに新鮮だったかもしれない。手摺に使用されているピンクやグリーンは好きになれないが。館内は旧館、新館ともにいくつかの大小の部屋に区切られており、それぞれの部屋の壁の色が赤やグリーン、黒、白などになっている。コルビジェのソファー、バルセロナチェアーがところどころに配置され、観覧中についつい長座してしまう。常設展のなかには宗教、古典絵画が半分、近代美術が半分。有名なところではダリ、ピカソ、クレー、ウォーホール、モンドリアンなど。
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by signothetimes | 2005-09-01 23:16 | art